IFRSサステナビリティ開示基準の基準開発(2023年4月のISSB会議)
2023年4月の臨時会議において、S1/S2の適用初年度については気候変動に関するリスク・機会の情報のみを開示すればよいとする移行軽減措置が決定されました。作成者の負担を大きく軽減する当該移行軽減措置の内容を含め、2023年4月のISSB会議の内容を解説いたします。
2023年4月の臨時会議において、S1/S2の適用初年度については気候変動に関するリスク・機会の情報のみを開示すればよいとする移行軽減措置が決定されました。作成者の負担を大きく軽減する当該移行軽減措置の内容を含め、2023年4月のISSB会議の内容を解説いたします。
2022年3月に公表された公開草案Draft S1/S2に対して寄せられたコメントに対する再検討の会議も今月で終了です。ISSB基準の適用日と関連する軽減措置の利用期間が暫定決定された2023年2月のISSB会議の内容を解説します。
2023年1月のISSB会議では、IFRSで使用されている開示規定や概念の導入、IFRSサステナビリティ開示基準とIFRSとの結合性(connectivity)に関連する論点など、いくつもの重要な論点が議論されました。これら2023年1月のISSB会議の重要なポイントを解説いたします。
2022年12月のISSB会議では、GHG排出量測定に関する重要な暫定決定が行われています。また、スコープ3測定に際しての軽減措置の導入やfinanced emissions/facilitated emissionsについての議論も行われています。これら2022年12月のISSB会議の重要なポイントを解説いたします。
11月のISSB会議では、引き続き重要論点の再検討が続いています。今月は2回のISSB会議が開かれ、リスク・機会を特定し開示情報を検討する際におけるSASB基準の検討の要求、TCFD提言に沿ったシナリオ分析の実施、見積りが変更された場合における比較期間の指標の修正、サステナビリティ財務情報の開示時期等が議論されました。
9月に引き続き10月のISSB会議でも公開草案に対して寄せられたコメントについて再検討が行われました。10月の会議ではDraft S1で用いられていた重要な概念についての修正が行われ、またSASB基準の今後の取扱いについても議論がされました。公開草案からの変更点を中心に重要な議論について解説いたします。
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