2022年12月のIASB会議(FICEプロジェクト)
複雑過ぎるという批判もあるIAS第32号を改訂するプロジェクトが現在進められています(FICEプロジェクト)。資本に分類された金融商品についての表示の検討と自己の株式価値や純資産に連動する支払いを行う義務を有する金融負債の表示の論点が議論された2022年12月のIASB会議の内容をお届けいたします。
複雑過ぎるという批判もあるIAS第32号を改訂するプロジェクトが現在進められています(FICEプロジェクト)。資本に分類された金融商品についての表示の検討と自己の株式価値や純資産に連動する支払いを行う義務を有する金融負債の表示の論点が議論された2022年12月のIASB会議の内容をお届けいたします。
2022年11月のIASB会議では、関係者からのコメントを受け、契約上リンクした金融商品(CLI)のスコープを決定するに際しての追加的な要件の明確化が行われました。また、IFRS 9号の分類と測定に関するPIRへの対応としての審議は全て終了し、今後は公開草案の作成のプロセスに進むことが決定されました。
開示すべきでない情報ばかりが開示され、本来開示されるべき情報が開示されていない。そのような開示の問題を解決するために始まったプロジェクトの2022年10月のIASB会議の内容をお届けいたします。
2022年10月のIASB会議では、IFRS 9号PIRプロジェクトに関して、FVOCIオプションの取扱い、ビジネスモデル、電子決済を用いた現金の移転についての議論及び暫定決定が行われました。これらの内容について解説いたします。
ESG特性を有する金融商品及び契約上リンクした金融商品についてのIFRS9号の改訂が暫定決定された2022年9月に引き続き、10月の会議では関連するIFRS7号の開示の改訂及び移行措置が議論されました。
2022年9月のIASB会議において、ESG特性を有する金融商品のSPPI判定及び契約上リンクした金融商品(Contractually Linked instruments, CLI)に関して、IFRS9号を改訂する暫定決定が行われました。これらの内容を解説します。
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